公立高校の学費・学習費はどのくらいかかるのでしょうか。
高校の受験料から入学金、3年間にかかるお金についてまとめました。
文部科学省が出している平成28年度、子供の学習費調査のデータを参考にしています。
公立高校の受験料と入学金・授業料はいくら?
基本的に一部の県をのぞき、公立高校は入学金も受験料も授業料も一緒です。
- 公立高校の受験料 2,200円(一部の県をのぞく)
- 公立高校の入学金5,650円(一部の県をのぞく)
- 授業料 月9,900円(年間118,800円)
平成29年度の情報です。一部の県も100円程度の違いです。
授業料の月額9,900円が就学支援金の対象となり、無償化されています。
入学までにかかるお金
制服代・靴・体操服・教科書などにお金がかかります。
制服はピンきりですが10万円程度考えていた方がいいと思います。
公立高校の学習費総額
公立高校の学習費総額は450862円
学習費の内訳を見ていきます。
学習費は学校教育費、学校給食費、学校外活動費の3つで構成されます。
- 学校教育費 27万5,991円
- 学校外活動費 17万4,871円
- 学校給食費 0円(高校は給食なし)
公立高等学校(全日制)では、学習費総額が前回調査から10.0%増加しています。
これは、就学支援金に所得制限が始まって、授業料を負担する人が増加した事により学校教育費が増えたことと、学校外活動費の支出が前回から4.5%増加したことによるものです。
公立の学校教育費の年間費用 内訳
①学校教育費 27万5,991円の内訳です。
- 授業料 23,368円
- 修学旅行・遠足・見学費 34,892円
- 学校納付金等 49,762円
- 図書・学用品・実習材料費等 40,662円
- 教科外活動費 44,276円
- 通学関係費 79,157円
- その他 3,874円
(注)1 「学校納付金等」とは,入学金,検定料,私立学校における施設整備資金,学級費,PTA 会費等であり,統計表の「学級・児童会・生徒会費」「PTA会費」「その他の学校納付金」「寄附金」の計です。
2 「図書・学用品・実習材料費」とは,授業のために購入した図書,文房具類,体育用品及び実験・実習のための材料等の購入費であり,統計表の「教科書費・教科書以外の図書費」「学用品・実験実習材料費」の計です。
3 「教科外活動費」とは,クラブ活動,学芸会・運動会・芸術鑑賞会,臨海・林間学校等のために家計が支出した経費です。
4 「通学関係費」とは,通学のための交通費,制服及びランドセル等の通学用品の購入費であり,統計表の「通学費」「制服」「通学用品費」の計です。
公立の授業料自体は就学支援金で0円の世帯が多いのですが所得制限で負担しないといけない家庭があり、平均してこの金額です。
②学校外活動費の内訳
②学校外活動費17万4,871円の内訳です。
- 家庭内学習費 14,669円
- 家庭教師費等 10,513円
- 学習塾費 106,767円
- その他 10,753円
- 体験、地域活動費 4,037円
- 芸術文化活動費 9,836円
- スポーツレクリエーション 7,937円
- 教養、その他 10,359円
学校外活動費は保護者が子供の学校外活動のために支出した経費です。
補助学習費及びその他の学校外活動費の合計となっています。
(各家庭での学習机や参考書等の購入費,家庭教師,通信添削等の通信
教育,学習塾へ通うために支出した経費等)→補助学習費 14万3000円
(「体験活動 ・地域活動」,「芸術文化活動」,「スポーツ・レクリエーション活動」,「教養・その他」の4つに区分)→その他の学校外活動費 32000円
学校外活動費の中では、やはり学習塾などの補助学習費が高いですね。大学受験等を考えている場合はお金がさらにかかりますね。
公立高校の学年別学習費の比較
第2学年 471,549円
第3学年 363,125円
学習費は高校1年生が最もかかります。やはり入学時にいろいろ新しく買うものも多く費用がかさむようですね。
幼稚園3歳から高校3年生までの学習費総額
幼稚園から高校卒業まで学習費はどのくらいかかるのでしょうか?
この文部科学省が出している平成28年度、子供の学習費調査のデータでは幼稚園3歳から高校3年生までの学習費総額も出ています。
しかも、ずっと公立を通ったパターン、私立の場合、途中で私立に通った場合など6つのケースで学習費総額が分かります。
画像:子どもの学習費調査 表9
全て公立なら540万円、全て私立なら1770万円もかかることが分かります。ここにさらに大学にいくなら大学の費用もかかってきます。
授業料だけでなく、学習用品や制服・塾等ふくめてすべてですが、結構お金がかかることがわかりますね。
子どもが小さいうちからやはりある程度貯金をしたり準備をしないと厳しくなってきますね。
公立高校は現在は就学支援金制度があり、所得制限はあるものの授業料無償化となっているのできちんと申請して利用できる人は利用しましょう。
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