私立高校の学費・学習費はどのくらいかかるのでしょうか。
お金がかかるといわれる私立高校の受験料から入学金、3年間にかかるお金についてまとめました。
文部科学省が出している平成28年度、子供の学習費調査のデータを参考にしています。
私立高校の受験料と入学金・授業料はいくら？
基本的に、私立高校は入学金も受験料も授業料も各学校で相当の開きがありますのでこれは行きたい学校ごとに調べてください。
東京都の私立高校（平成29年度）の入学金を例に見ると平均で入学金は250,026円です。
授業料は東京の私立高校で（平成29年度）44万9000円が平均の授業料となっています。
入学までにかかるお金
制服代・靴・体操服・教科書などにお金がかかります。
制服は10万円～20万円程度考えていた方がいいと思います。
教科書や電子辞書などでも10万円ほどうちはかかりました。
私立高校の学習費総額
私立高校の学習費総額は1,040,168円
学習費の内訳を見ていきます。
学習費は学校教育費、学校給食費、学校外活動費の３つで構成されます。
- 学校教育費 755,101円
- 学校外活動費 285,067円
- 学校給食費 0円
私立高校年間学習費（平均） 合計額 1,040,168円
①私立高校の学校教育費の年間費用 内訳
①学校教育費 755,101円の内訳です。
私立高等学校（全日制）の学校教育費は，約７５万５千円となっていますが、この内訳の構成比で最も高いのは「授業料」の３６．０％（約２７万２千円）です。次に入学金等が含まれる「学校納付金等」の３０．３％（約２２万９千円）となっています。
- 授業料 27万1,835 円
- 修学旅行･遠足･見学費 5万4093円
- 学校納付金等 22万8864円
- 図書・学用品･実習材料費等 4万2551円
- 教科外活動費 4万1636円
- 通学関係費 10万9048円
- その他 4858円
(注)１ 「学校納付金等」とは，入学金，検定料，私立学校における施設整備資金，学級費，PTA 会費等であり，統計表の「学級・児童会・生徒会費」「ＰＴＡ会費」「その他の学校納付金」「寄附金」の計です。
２ 「図書・学用品･実習材料費」とは，授業のために購入した図書，文房具類，体育用品及び実験・実習のための材料等の購入費であり，統計表の「教科書費・教科書以外の図書費」「学用品・実験実習材料費」の計です。
３ 「教科外活動費」とは，クラブ活動，学芸会・運動会・芸術鑑賞会，臨海・林間学校等のために家計が支出した経費です。
４ 「通学関係費」とは，通学のための交通費，制服及びランドセル等の通学用品の購入費であり，統計表の「通学費」「制服」「通学用品費」の計です。
私立高校の授業料自体はもう少し高いのですが、就学支援金で授業料が補助されており、平均してこの金額です。
②学校外活動費の内訳
②学校外活動費285,067円の内訳です。
学校外活動費は保護者が子供の学校外活動のために支出した経費です。
補助学習費及びその他の学校外活動費の合計となっています。
（各家庭での学習机や参考書等の購入費，家庭教師，通信添削等の通信教育，学習塾へ通うために支出した経費等）
（「体験活動 ・地域活動」，「芸術文化活動」，「スポーツ・レクリエーション活動」，「教養・その他」の４つに区分）
- 家庭内学習費 2万3019円
- 家庭教師 1万9232円
- 学習塾費 17万1462円
- その他 1万6390円
- 体験、地域活動費 8,483円
- 芸術文化活動費 1万9148円
- スポーツレクリエーション 1万626円
- 教養、その他 1万6707円
私立高校の学年別学習費の比較
高校2年生 976,188円
高校3年生 857,626円
学年別で見ると学習費は高校1年生が最もかかります。やはり入学時にいろいろ制服や教科書など新しく買うものも多く費用がかさむようですね。127万円もかかっているとは驚きです。
私立幼稚園3歳から高校3年生までの学習費総額
幼稚園から高校卒業まで私立に通った場合学習費はどのくらいかかるのでしょうか？
この文部科学省の平成28年度、子供の学習費調査のデータでは幼稚園3歳から高校3年生までの学習費総額も出ています。
画像：子どもの学習費調査 表９
ケース6を見てもらったら分かりますが、全て私立なら1770万円もかかることが分かります。
反対に全て公立なら540万円です。
ここにさらに大学にいくなら大学の費用もかかってきます。
私立高校では就学支援金といった国の制度とあわせて、都道府県など各自治体でも私立高校の助成金がある場合も多いのできちんと申請して利用できる人は利用しましょう。
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