大学の授業料に「出世払い」を導入するというニュースが入ってきました。どういった内容なのでしょうか?
自民党の教育再生実行本部(本部長・馳浩元文部科学相)は5月17日、大学などの授業料を在学中は国が立て替え、卒業後に所得に応じて返済する「出世払い」制度の導入を盛り込んだ提言案をまとめました!
出世払いって何?どんな内容なの?
出世払いの内容とは
自民党の提言案によると、入学金約28万円の他、国公立大の場合、授業料約54万円を国が肩代わりします。
私立大の授業料支援は70万円と120万円の2案が示されています。
制度導入当初の運営費約9800億円の財源として財政投融資(財投)などの活用を提案しています。
対象者(予定)
対象は世帯年収が約1100万円未満の学生
これは現行の有利子奨学金と同じ基準です。
返済額(予定)
毎月の返済額を住民税の課税所得の9%、最低2000円と設定しています。
標準的な収入の正規雇用者の場合、国公立大で約12年、私大で約20年で返済が完了すると見込んでいます。
大学にいく為にいろいろお金の面で制度が増えるのはいいことですね。ただ、現在の奨学金と何が違うのか?といった話も出ていますし、名前的に出世払いって出世しなかったらかえさなくていいの?なんて揶揄する声もあります。
経済財政運営の基本指針「骨太の方針」への反映を目指し、近く安倍晋三首相に提言するとのことで、まだ何も決まっていませんが、こういう話が出てきているので今後に注目したいですね。
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